産後のシミはなぜできるの?授乳中でも安心してできるシミ対策とは?

2021年7月20日


産後に抱えやすい悩みのひとつに産後シミがあります。これは女性ホルモンのバランスが変化することが大きく影響しています。

生理前、妊娠・出産、ピルの服用、更年期など女性ホルモンが著しく変化する時、肝斑と呼ばれるシミができやすくなります。

肝斑ができやすくなるのは、黄体ホルモンが紫外線感受性を高め普段以上に紫外線に敏感になることや、黄体ホルモンがメラノサイトを刺激することが理由と考えられています。過労や睡眠不足が続くと肝斑が濃くなったり広がったりすることがあります。

妊娠中に出来てしまったシミは少しずつ薄くなっていきますが、出産の疲労やストレス、睡眠不足、食欲不振などが重なると薄くなるどころか広がりながら濃くなってしまう心配があるので早めにケアを行いましょう。

一般的に肝斑にはトラネキサム酸の服用がもっとも効果的といわれています。

授乳中に飲んでも副作用の心配がない薬とされていますが、より安心して産後のシミ対策が行えるよう薬やサプリメントに頼らない方法やおすすめの食べ物などをご案内します。

産後のシミ対策!授乳中にできる安全なケアとは

夜はなるべく早めの休息をとることが大切です。疲労を溜め込むと血行不良を起こし、シミが濃く見えて老けた印象になるばかりかメラニンを生成するメラノサイトが活性化してしまう可能性があります。

早く眠りにつくために半身浴、オルゴールやクラシックなどの音楽、マッサージグッズなどを取り入れて自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。

赤ちゃんにも優しい方法で日中の紫外線からお肌を守る

SPFやPAの数値が高い日焼け止めは、抱っこなどで触れるとデリケートな赤ちゃんの肌に刺激になることがあります。授乳中は作用が穏やかな日焼け止めを選んだり日傘や帽子を活用しましょう。

紫外線対策グッズはどのぐらい紫外線をカットできるかが参考になるUPFの数値が高い衣類などを選ぶことがポイントです。

お肌のシミ対策に抗酸化作用の高い食品を積極的に摂る


紫外線のダメージから肌を守るビタミンA、ビタミンC、ビタミンEやポリフェノールが含まれているものを毎日取り入れましょう。

ビタミン摂取にはレバーが特におすすめの食材です。
レバーはビタミンAが豊富に含まれているだけでなく、鉄分や葉酸といったママと赤ちゃんに必要な栄養も摂れるからです。

ただしビタミンAは摂りすぎると体に悪影響があるため食べすぎには注意が必要です。

また食事以外にも、食後に飲むコーヒーをやめてココアに変えるのもおすすめです。

ココアに含まれるカフェインの量はレギュラーコーヒーの約1/16程度ですから授乳中でも安心して飲めるレベルの含有量です。また、ココアにはカカオポリフェノールが含まれています。

カカオポリフェノールは、シミの原因となる活性酸素を除去する働きを持つ抗酸化物質です。

ココアに含まれているリグニンは腸内の善玉菌を増やす作用があるため、産後の便秘にお悩みのママにもぴったり!

スキンケアの際にはお肌に摩擦を起こさないように気をつける

洗顔やスキンケアはソフトタッチで行います。

強く肌をこするとシミが広がったり濃くなったりしてしまうことがあるためです。また、肌をこすり過ぎると炎症性色素沈着という産後とは関係ないシミができてしまうことも。

マッサージもそっと肌を押さえる感覚でこすらないように気をつけましょう。

産後太りを放置しているとシミが増える可能性が!?

妊娠8ヶ月ごろをピークに黄体ホルモンの数値は下がり産後すぐに激減していきます。その後2~3ヶ月で妊娠前のホルモンバランスに戻っていきます。

この2~3ヶ月という期間が産後太りを加速させる期間でもあるのです。

生理前やピルを服用中に猛烈な食欲に襲われることがあります。これは黄体ホルモンの影響によるもので、人によってイライラや憂うつな気持ちになることも。

産後だから体力つけなきゃ!授乳中だから栄養をとらなきゃ!と本能のままに食べていると産後太りの解消はむずかしいかもしれません。さらに、この黄体ホルモンのバランスが乱れている期間は紫外線の影響を受けやすくシミができやすい期間でもあるのです。

産後太りを放置しているとシミが増えるというよりも、産後太りしやすい時期はシミもできやすいというのが正解です。

産後の抜け毛とシミをなんとかしたい!

産後太りと同様に、産後の抜け毛も黄体ホルモンが関係しています。

黄体ホルモンは毛の成長を維持する働きがあります。妊娠中は黄体ホルモンが盛んに分泌されるため、普段よりも抜け毛が少なくなります。

産後しばらくして黄体ホルモンが妊娠前に戻ると妊娠中に抜けなかった毛が新しい髪の生まれ変わりサイクルで同時に抜けてしまいます。

ピルには黄体ホルモンが含まれているため、服用を止めると一時的に抜け毛が増えますが、産後の抜け毛と同じことが起こっているのです。

個人差がありますが産後半年から1年ほど経過しホルモンバランスが整って生理周期が戻ると、抜け毛は落ち着いてシミも薄くなってきます。休息をとりながらバランスの良い食事を心がけることが大切ですね。

髪はたんぱく質でつくられていますから、肉、魚、たまご、大豆などから栄養を摂ります。大豆に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンのバランスを整える作用があるとされています。

大豆イソフラボンは髪にも女性の体にもうれしい食材なのです。

大豆食品の中でも様々な健康効果で知られる納豆は、授乳中のママにも特におすすめです。というのも、新生児が不足しやすい栄養素のひとつがビタミンKが含まれているからです。

産後の検診でビタミンKシロップの内服が行われているため、頭蓋内出血などが起こる乳児突発性ビタミンK欠乏症のになることはまれですが、ママがビタミンKを十分に摂取することも大切です。

ビタミンKは過剰摂取の心配がない栄養素といわれているため、普通の食生活の範囲であれば納豆は毎日食べてもOKです。

さらに、納豆はシミの予防にも役立つ食材なのだとか。

血液サラサラ効果で肌のすみずみまで栄養が行き渡り、大豆イソフラボンの女性ホルモンを整える作用でシミを薄くしてくれるそうです。

産後の様々な悩みにおすすめのレシピってある?

納豆は授乳中のママにも赤ちゃんにもおすすめの食材であることはお話しましたが、「産後のシミ」「産後太り」「産後の抜け毛」を同時にサポートできるレシピを紹介します。

豆乳キウイ

抗酸化作用でシミの原因となる活性酸素に除去が期待できるビタミンCたっぷりのキウイ、植物性たんぱく質とホルモンバランスを整えて髪の育成を促す大豆イソフラボンを補給できる豆乳、動物性たんぱく質を補い腸内環境を整えてダイエットをサポートするヨーグルトの組み合わせです。

kiwitounyu

キウイフルーツ1個、豆乳1カップ、プレーンヨーグルト大さじ2をミキサーで混ぜて完成。
このままでも自然の甘みがありますが、物足りない時は、はちみつを大さじ2~4杯ほどお好みで加えても美味しいです。

アボカドとトマトのサラダ

アボカドは活性酸素を除去し末端の血管まで血流を良くするビタミンEが豊富でシミを薄くするといわれています。良質のオレイン酸が含まれていて、髪の育成を促すIGF-1を増やす効果も期待できるのだとか。

tomatoavocado

アボカドはカロリーの高さでダイエットには不向きなイメージがありますが、糖質が低くお通じを促す食物繊維がたっぷりで太りにくい食材とされています。トマトに含まれているリコピンも抗酸化作用が高く美白効果が期待できる野菜のひとつです。

アボカド1個、トマト1個を切って盛り付けるだけ!授乳中のママでも手早く作れるサラダです。

オニオンドレッシング、わさびドレッシング、マヨネーズ、ごまだれ等いろいろな調味料に合います。